ピル|中央町レディースクリニック|北九州市八幡東区の産婦人科
ピル・緊急避妊ピル
ピルは、女性ホルモン(エストロゲンとプロゲスチン)を含んだ薬で、主に避妊目的で使用されます。その他にも、月経不順や月経困難症の治療、子宮内膜症の治療など、様々な目的で使用されます。(治療目的の場合は保険診療となります)
当院で処方している避妊用ピル
ラベルフィーユ(トリキュラーのジェネリック)
ファボワ―ル(マーベロンのジェネリック)
当院で処方している緊急避妊ピル
レボノルゲストレル(国内品ノルレボのジェネリック)
子宮内黄体ホルモン放出システム
ミレーナ
費用 |
50000円(月経困難症の治療の場合は保険診療となります) |
初診時の流れ
問診+診察後に内服可能か、ミレーナの挿入が可能か判断します。
問題なければ、ピルは初診時に1シート処方(初回内服の場合)、ミレーナは再来時挿入です。
ピルの種類
- エストロゲンの含有量が少ない
- 副作用のリスクが低い
- 最も一般的な避妊用のピルとして使用される
- エストロゲンの含有量が低用量ピルよりもさらに少ない
- 副作用のリスクがさらに低い
- 基本的には避妊目的には使用されず、月経困難症治療薬として使用される
- エストロゲンの含有量が多い
- 月経移動や緊急避妊に使用されることがある
- 主成分は黄体ホルモン
- 性交72時間以内に1錠を内服
- 排卵を遅らせ、子宮内膜の性状を変化させ、受精卵を着床しにくくする
- 子宮頸管粘液の性状を変化させ、精子の侵入を防ぐ
ピルの効果
- 排卵を抑制する
- 子宮頸管粘液を変化させ、精子が子宮内に侵入しにくくする
- 子宮内膜を変化させ、受精卵が着床しにくくする
- 定期的な内服により飲み忘れがない場合は、99%以上の避妊効果がある。
ピルの副作用
マイナートラブル
ほとんどは内服継続により軽快することが多い。
- 吐き気
- 頭痛
- 乳房の張り
- 不正出血
- 気分の落ち込み
重大な副作用
※以下の方はピルを服用することができません。
- 50歳以上の方
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙をされる方
- 前兆を伴う片頭痛のある方
- 重症の高血圧のある方
- 静脈血栓症、肺塞栓症、冠動脈疾患及び既往歴のある方
- コントロールのつかない糖尿病の方
- 乳がんの方
- 重篤な肝障害、肝臓がん、肝腫瘍(良性、悪性)の方
ピルの服用方法
- 1日1錠:毎日同じ時間に服用する
- 21錠タイプ:21日間服用し、7日間休薬する
- 28錠タイプ:28日間毎日服用する(休薬期間なし)
月経移動
移動したい月経の前の月経5日目以前には来院が必要です
ご本人の体調に合わせて中用量ピル、低用量ピル、黄体ホルモンのいずれかを処方します。