プラセンタ|中央町レディースクリニック|北九州市八幡東区の産婦人科
プラセンタ
プラセンタとは、哺乳類の胎盤から抽出されたエキスのことです。アミノ酸、ミネラル、ビタミン、酵素、成長因子など、様々な成分が含まれており、古くから美容や健康のために利用されてきました。
近年、婦人科領域でもプラセンタの有効性が注目されており、更年期障害の症状緩和や、美肌効果、疲労回復などの目的で使われています。
プラセンタの種類
厚生労働省で認可されているプラセンタ注射薬(ヒト由来)は、メルスモンとラエンネックの2種類があります。
当院ではメルスモンを使用しています。
メルスモン
更年期障害、乳汁分泌不全の治療薬として、1956年より日本国内で認可されており、保険診療の対象です。製剤中に注射時の痛みを抑える成分が含まれています。
- 疲労回復、免疫力回復、美肌効果等を目的とされる方は自費診療となります。
- 保険対象となる方:医師の診察により更年期症障害と認められる方
- 保険対象:45歳前後~59歳前後まで
プラセンタの打ち方
1回・1A・2mlを上腕、腹部、臀部などに皮下注射します。
頻度
打ち始めの1か月は週に2〜3回、その後は週に1回くらいをめどに来院してください
(効果を感じる打つ間隔には個人差があります)
費用
自費診療
1回・1A |
1000円(初回は初診料が別に2000円必要です) |
プラセンタの効果
プラセンタには、以下のような効果が期待されています。
- ほてり、発汗、動悸、イライラ、不眠などの症状を緩和する効果が期待できます。
- 肌のターンオーバーを促進し、シミ、シワ、くすみを改善する効果が期待できます。
- コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進し、肌のハリや弾力を高める効果が期待できます。
- 新陳代謝を促進し、疲労回復を助ける効果が期待できます。
- 免疫細胞を活性化し、免疫力を高める効果が期待できます。
プラセンタの注意点
副作用
- 注射部位の痛み、腫れ、発赤、皮下出血
- アレルギー反応
- 感染症のリスク(プラセンタは生物由来のため、感染症のリスクがゼロではありません)があるため、献血ができません。
- ただし、プラセンタに使用される胎盤は感染のない女性のものが使われており、ウイルスや細菌の活動を抑える加熱処理が加えられており、実際には日本国内で認可されてから感染例の報告はなく、感染リスクは万が一のことを考慮しているものであって過度に心配する必要はありません。
その他
- プラセンタの効果には個人差があります。
- 妊娠中、授乳中の方、アレルギー体質の方などは、医師に相談してください。